Fire HD 8が来てから家でスマホに全く触らなくなった件

しばらく前にAmazonのタブレット端末の一つ、8型画面のFire HD 8を入手してから便利に色々使ってきました。そして先日ふと気づいたのですが、著者が自宅にいるときスマートフォンをほぼ完全に触っていない、という状況になっていたのです。

著者がネットを利用する形態がたまたまそうなっていただけ、という条件が関係しているとは思います。ですが著者の場合には、家でのネットサービスとのつきあい方の範囲ではどうも完全にFire HD 8がスマホの「上位互換」になっていたようなのです。

つまりは見事に著者の生活パターンにフィットする端末だった、と言うことのようです。
この辺り少し掘り下げて検証的なことをやってみます。

ポイント1 画面サイズ

8型画面を持つFire HD 8最大の利点となるポイントはその画面サイズ。面積にするとスマートフォンの2倍近い物理的な表示エリアが強力なメリットになっています。

スマートフォンの画面はハイエンド機種だとものすごく高精細でドットが識別出来ません。このため非常に滑らかで稠密な表示が得意です。ですが、物理サイズは限りがあるため表示できる情報量には限りがあります。

パソコンのように1文字で使うドット数を限定して大量の文字を表示することも出来なくはないですが、そうしてしまうと豆粒どころか米粒以下の極小サイズになってしまって読めません。

特に文字での情報表示では解像度よりも物理サイズのほうが重要度が高い訳です。

Fire HD 8の画面サイズは適切な文字の大きさで適当な文字数が表示できるかなりバランスのいい広さなのです。1画面に表示する文字数は多すぎても読みにくくなったりしますから。

ポイント2 軽さ・コンパクトさ

単に画面の物理サイズが大きい、ということならばノートPCを使う方がFire HD 8よりもずっと有利です。15.6型画面の機種なら4倍近い面積がある訳ですから。

ですがノートPCになると重さと体積、本体の幅などの観点から気軽に持ち運んで使う雰囲気にはなりません。持ち出すときにほんのちょっとかもしれませんが気合いを入れる感じになるんじゃないでしょうか。

その点、8型タブレットのFire HD 8は実に気楽です。気分的には6.5型画面のXperia 1を持っていくのと精神的負荷にあまり違いがありません。

いつの間にか家の中でのスマホのポジションをすっかりFire HD 8が上書きし尽くしていたのは、本体の軽さ、小ささもすごく大きな要素だと思っています。もしかしたら片手で手軽に持てるサイズ感、重量が大きいのかも?

ポイント3 使い途

こちらも無視できない要素だと思います。

著者は自宅で本格的に情報を集めたり仕事をするときには、自室にあるデスクトップPCで32型4Kディスプレイに向かってガッツリのめり込める体制を作ります。

それ以外のシーンでネット関連のサービスを使うときにはかなり「ゆるい使い方」しかしなくなります。おもに電子書籍を読んだり、調べ物ではなく読み物レベルでWebを巡回したりする程度の軽い使い方になります。

PCの前を離れたら本格的にゲームをやったり動画を見たりするケースはまれ。それぞれの使い方の間のギャップは大きめですね。家族に調べ物を頼まれたときには自室に戻るかノートPCを持ち出しますし。

こういったライトな使い方での「閲覧用」端末としては小型タブレットってピッタリはまるのです。

8型タブはいいぞ!

8型クラスのタブレット端末はスマホの上位互換として非常に優秀な端末になり得ます。もちろんスマホとのつきあい方にはユーザーそれぞれで違いがありますから、確実に結論にも個人差はあります。

例えば最新のポリゴンバリバリのスマホゲームなんかはローパワーなFire HD 8には荷が重いです。ですが電子書籍リーダー的な使い途には恐ろしくハマります。

スマホをそういう方向で多用しているユーザーにはぜひ検討してもらいたいデバイスですね。価格もお手頃ですし。