nasne復活!Amazonで予約受付開始!!
以前ソニーが販売していたnasne(ナスネ)というガジェットをご存じですか?
基本機能としてはネットワークに繋いで利用するハードディスクレコーダーなのですが、なんと映像出力端子がありません。
さらにネットワークに繋がることを活かしてパソコンなどで利用できるネットワーク接続のHDD、NASとしても利用できます。それに加えDLNAサーバーとしての機能を持っていて、音楽や動画のストリーミング再生が出来たりもします。
そのソニー製nasne、しばらく前に惜しまれつつディスコンしていたのですが、バッファローからほとんどそのままの仕様で再発売されることが発表されていました。そしてついにこのほどAmazonのバッファローショップでの予約が始まりました。
刺さる人には鋭く刺さるnasneの中身
nasneの基本はTV番組の視聴・録画ができるハードディスクレコーダー、録画機です。映像出力端子を持たず番組を見るときには必ずネットワーク経由での視聴になります。
一見不便かも?と思われるかもしれませんが、このユニークな仕様がnasneをnasneたらしめている感じですね。
「ビデオサーバー」「TVチューナーサーバー」的な感覚で、家庭内LANに繋がる場所ならどこからでも録画した番組、放送中の番組を楽しむことができるのです。
録画機のある場所を一切気にする必要がありませんし、チューナーが入っていないタブレットやスマホで気楽に家の中どこででもTVを見ることが出来るようになります。
LAN接続は速度さえ十分ならもちろんWi-FiでもOKですから、ケーブルも気にすることなく本当に気楽にTVにアクセスできる環境を作れる訳です。
また、PlayStationシリーズにtorneというソフトを入れるとnasneとの組み合わせで使い勝手が非常に良いHDDレコーダーのようになります。nasne 1台には1つしかチューナーが入っていませんが、nasneを複数セットアップすれば裏番組の録画なんかも行える高性能な録画機に化けていきます。
こういった拡張性もnasneの大きな魅力ですね。
一言でまとめるとテレビがなくてもテレビ番組を見られるようになるガジェット、それがnasneです。
多少スペックアップ
今回復活するバッファロー版のnasne、オリジナルのソニー製nasneよりも少しだけスペックアップが図られているようです。
まず内蔵するハードディスクが1TBから2TBに容量アップします。加えて外付けHDDですが、接続出来る台数が1台に限られるのは従来と同じですけれど対応する最大容量が6TBまで拡大されています。
ソニーのnasneは外付けHDDが2TBまでの対応で1台合計3TB分までしか記録できませんでした。これに対しバッファロー製nasneは最大8TBの容量を確保できます。
フルHDのデジタルTVを生のまま録画すると1時間でだいたい20GBぐらい容量を食います。8TBあれば400時間ぐらい番組を保存できる計算になりますので、ホンモノのブルーレイレコーダー、HDDレコーダー顔負けのスペックを持つことになる訳ですね。
さらに拡張したいと思ったらnasneを追加していけばいいだけですので、こちらの面も非常に強力な特徴と言えるでしょう。
また、早速、実機を試用したレポートを見ると、nasneに搭載されているハードウェア(CPU?)も多少パワーアップしている雰囲気があります。番組送り出しなどのレスポンスが良くなっているようですよ。
PlayStation 5も対応予定
ソニーの最新の家庭用ゲーム機、PlayStation 5では当初torneの対応が行なわれるか、かなり曖昧な表現しかされていませんでした。が、nasneがバッファローに引き継がれて新機種も登場することで、そちらの方針も正式に対応が表明されるようになりました。
内部的には大分前から決まっていたのかもしれませんけどね。
2021年年末商戦向けにリリースが予定されているそうです。
肝心のバッファロー製nasneの販売価格は29,800円。内蔵HDDが1TBのソニー製nasneよりも5千円+αぐらい高くなった計算でしょうか。無難な線に抑えてきた感触です。
普段スマホやPCを使う時間が延びてTVをあまりいじらないけどTV番組は見たい・録りたい、って人は導入を検討してみると幸せになれるかもしれないガジェットです。