ASUSから最長30時間駆動の14型モバイルノートPC「ExpertBook B9450」
ASUSから最近トレンドとなっている感じのある14型フルHD液晶搭載のモバイルノートパソコンが登場しました。
非常に軽量で素晴らしく長時間のバッテリー駆動が可能なスペックを持っていますが、一番ユニークなのは明確に「アジア圏のノマドワーカー」をターゲットにした、と明示しているところかもしれません。
今回はASUSの新モバイルノートPC、ExpertBook B9450をチェックします。
軽量・長時間バッテリー駆動
ASUSのExpertBook B9450の特徴は14型液晶搭載機としては脅威的に軽量と言える870gからの重量を実現した所が一つ。
アメリカ軍の調達規格であるMIL-STD810G準拠の耐久性を備えつつ、極めて軽量なボディが実現されています。
そのような軽量設計ながらバッテリーライフも全く犠牲にしていないところも極めて大きな特徴と言えます。
バッテリー容量は33Whと66Whの2つの仕様が準備されていますが、容量の小さな33Whのバッテリーでも最大16時間に及ぶバッテリー駆動時間を実現します。さらに大容量バッテリー搭載モデルではなんと30時間にも及ぶバッテリー駆動を可能にしています。
あくまでカタログスペックですから実利用シーンではもう少しバッテリーライフは短くなるはずですが、それでも大容量モデルならば丸2日のバッテリーでの使用も視野に入るスタミナ性能です。
スペック
ExpertBook B9450ではCPUにはCometLakeシリーズの第10世代のCoreプロセッサを搭載します。
下位モデルはCore i5-10210Uを採用し、メインメモリは8GB、ストレージは512GBのSSDを内蔵して余裕のある使い勝手を実現してくれます。上位モデルはCPUがCore i7-10510Uに、ストレージは1TBに強化されます。
液晶は非光沢の14型フルHD解像度のもの。ビジネスユースに重きを置いた作りです。
外部インタフェースにはThunderbold 3を2ポート、USB3.1を1ポート備えています。
ネットワーク関連では無線LANのWi-Fi 6対応に加えギガビット対応の有線LANを搭載するところもビジネス向け製品らしい作り込みですね。
映像出力端子としてHDMIコネクタを搭載し、Bluetoothはバージョン5.0に対応します。
狭額縁設計
これまた最近のノートPCのトレンドですが、ExpertBook B9450も画面占有率が94%に達する極めて狭い額縁な作りをしています。
これにより従来の13型液晶搭載機のフットプリントに迫る小ささを実現。320mm x 203mm x 14.9mmのコンパクトさを実現しています。
重量は標準のバッテリー容量である33Whモデルで870g。大容量バッテリー66Whモデルでも1kgを切る995gに仕上げています。
また、最近のASUSのノートPCのユニークな機能であるタッチパッドにサブ液晶で色々な情報を表示することで多機能を実現したフィーチャー、「NumberPad 2.0」を採用しています。タッチパッド部をテンキーや電卓として利用できます。
キーボードもビジネスでハードに活用することを想定して高い耐久性と打ちやすさを重視した作りです。キーピッチは18.75mm。15mmを切る薄型本体ながらキーストロークはしっかり1.5mmを確保しています。
価格はエントリーモデルが14万円ほど。一般向けの上位機種は22万円程度となり、両機種ともOffice Home & Business 2019をバンドルしています。