ツクモの3万円ノートPCのSSDをアップグレードしてみた

ちょっと前に購入したツクモのeX.COMPUTERブランドの3万円PC、TSNB14UP1を早速SSD交換してアップグレードしてみました。

内蔵ストレージが64GBというのはWindows 10を普通に使うにはほぼ最低限の容量と言えるサイズで、ビジネス文書でもちょっとローカルにため込むとあっさりと容量が厳しくなる程度のものです。

さらにWindows 10の大規模アップデートの際に作られる更新のロールバック用のデータ、Windows.oldフォルダの中身が空き容量を圧迫しがちです。ですのでそのあたりをあまり気にせずより使用感を上げるには内蔵SSDの容量を増やすのがベターな策です。

通常はノートパソコンの内蔵ストレージの交換は結構な手間で、そもそも交換が不可能な機種もかなりあります。ツクモのTSNB14UP1のSSDはSATA3接続のM.2タイプのもので、一応交換が可能になっています。

「一応」と付けたのは、本来メーカーが推奨する行為ではなくて交換作業を行なうと「メーカー保証が受けられなくなってしまう」から。

このあとTSNB14UP1のSSDの交換方法なども具体的に書いていきますが、もし同じことを行なう場合にはすべて自己責任の下で行なってください。

自作でパソコンを組んだことがある方なら難しい作業ではありませんが、万が一ミスをしてマシンを壊しても一切保証はありませんのであしからず。

準備したパーツ

今回著者がTSNB14UP1のSSD換装に準備したSSDはウェスタンデジタルのBlue、SATA3タイプのものです。容量は250GB。

価格の方は5,500円ほどでしたが、ノートPC本体購入の時に価格の10%がツクモのポイントとして付与されましたので、それプラス2,000円ちょっとでSSDの準備が出来ました。

WDのSSDのBlueシリーズはメインストリーム向けで特別に高性能なものではありませんが、今風のごく普通のSATA3接続のSSDの性能があります。

元々TSNB14UP1に使われていたSSDがかなり性能控えめなものでしたので、性能アップの分、使い勝手がいい方に振れないかな、と少し期待していました。

交換方法

TSNB14UP1のSSD交換のためには裏蓋を開ける必要があります。

見えているネジも11本とかなりの数あるのですが、それに加えて本体後ろ側のゴム足の下に隠しネジがそれぞれ2本ずつあります。

これらのネジを外したあとツメで固定してある裏蓋を外します。液晶側のヒンジの下、排気口があるあたりに指をかけて少し力を入れると外れると思います。

特別に強くツメが引っかかっている感じではありませんでしたし、裏蓋に使われているプラスチックの素材もある程度弾性があるものですので、すごく雑&無理矢理裏蓋を外そうとしない限りは裏蓋が割れることはないと思います。

後ろ側から順番に少しずつツメを外していくといいと思います。

裏蓋が外れるとすぐにSSDにアクセスできます。固定しているネジを外して差し替えます。

デスクトップパソコン用のM.2スロットとは違って、固定用ネジを外してもSSD本体が持ち上がることはありません。抜く時、差し込むときには真横からスライドさせる必要があります。

一応、基板やSSDなどに触る前には金属に触れて身体にたまっているかもしれない静電気を逃がしておく方が安全です。

ただまあ、静電気に弱いPCの電子部品ですが、基板にはんだ付けされている状態だと部品単体よりはかなり耐性は増しています。過剰に怖がる必要はないはずです。

SSDの差し替えが出来たら、あとは外したときの逆順で裏蓋を締めネジを止めます。

Windows 10クリーンインストール

SSD交換のあとOSをどうしたかと言いますと、古い64GBのSSDから中身をクローンしたりはしていません。Windows 10のデジタルライセンスの仕組みを使う形で、新しいSSDにクリーンインストールを行ないました。

ごく一般的なパーツのみが使われているようで、Windows 10が持ってきてくれるドライバだけですべての機能が問題なく使えるようになります。

Windows 10のインストール媒体作成はマイクロソフトのこちらのサイトから「MediaCreationTool」を取ってきて実行。するとUSBメモリ上に直接作ることができます。

必要なUSBメモリの容量は8GBです。

書き込み速度が特別に速い必要はないですが、読み出しがそこそこあるUSB3.0対応のUSBメモリを用意できるとOSインストールがスピードアップ出来ます。

今回、200MB/secぐらいの読み出し速度があるものを使ってみましたが、Windows本体のコピーだけだとほんの5分程度で終わってしまいました。その後の初期設定まで入れても20分とかからずにOS起動まで持っていくことができ、あっさりとマシンは復活しました。

すごく楽になったものですね。

今はMediaCreationToolでバージョン1909、最新の大規模アップデート反映版のインストーラーが作れますので、インストール後のWindows Update等の手間が最低限ですみます。

使い勝手の変化は?

まず容量に関しては十分な空きが出来て普段使いにおいて空き容量を気にする必要がほぼなくなりました。著者の使い方ではこのノートPCはあくまでサブマシンですし。

かなり多くのユーザーにとっても、合計で容量がフォーマット後で230GB以上あれば全く問題なく運用が出来ると思います。

SSD自体の性能、特にランダムアクセスの性能が大幅にアップしていますが、使い勝手の変化はわずかでした。アプリ起動が少し早くなったような気もしますが目に見えて違いが分るほどの体感差はありませんでした。ちょっと残念。

どうしても待つ部分はありますが、ローパワーなマシンであってもシステムドライブがHDDのPCよりはずっと使用感が上です。少し待つ箇所は決まっていますから、そこを把握して理解して使えばほとんど問題なく利用できると思います。

ちなみにOffice 365一式をインストールした状態でCドライブの空き容量はこんな感じです。

あれこれ何でもアプリを入れたりはしていませんが、使っている容量は40GBちょっと。190GB以上の空きがありますから、まだまだ安心して使うことが出来ます。

SSDのベンチマークも一応

今回交換した新しいSSDのベンチマークも取ってみました。

今どきのごく一般的なSATA3接続のSSD、といった感じの数値になりました。これだけ出ていれば十分ですね。

比較的アプリやOSの使用感に反映されやすい小さなファイルのランダムアクセス性能が最初からついていたSSDに比べて大幅に速くなっていますので、細かな使用感は少し上がっているはずです。

ただ、そのあたりの感触はすぐに使い勝手がいい方に上書きされてしまいますので、わざわざ元のSSDに戻してみたりしない限りは違いを意識する機会もないと思います。

とりあえずわずかに2千円ちょっとの追い金で十分な内蔵ストレージの容量も確保でき、長く付き合えるマシンに仕上がったかなと思います。