Windows 10版PowerToysの新バージョン・新機能リリース

Windowsの初期のバージョンでOS本体に足りない機能を補う目的で作られた、サプリメントのようなツール群がありました。Windows XPなどで愛用していた方も多いでしょう。それがPowerToysと呼ばれるソフトです。

そのPowerToysがWindows 10向けのリリースに向けた開発作業が行なわれています。かなりの数の機能が開発候補に挙がっていますが、これまでにそのうち2つがリリース済み。それに加えてこのほど3つめの機能を搭載したバージョン0.12がリリースされました。

その直後にバグフィックスのリリースが行なわれたようで、現在最新のバージョンは0.13になっています。

今回は新たに公開された機能を簡単に見ていきます。

インストール

PowerToysはGitHubを使って管理・開発が進められています。ソースコードも公開されていて、環境を持っているユーザーならば自分でコンパイルして実行させることもできますし、自分なりの改造を組み込むことも出来ます。

インストールの際にはプロジェクトの以下のページから「.msi」の拡張子を持つインストーラーをダウンロードして実行するのが一番楽です。

普段から利用したいと思うならば、インストールの際に起動時の自動実行のチェックを入れておけばOKです。

超強力なリネームツール

PowerToysのバージョン0.12で公開されたのはものすごく強力なファイルやフォルダのリネームツールです。「PowerRename」と名付けられていますが、既にその名の通りの働きをしてくれるものに仕上がっています。

PowerToysとして一括管理されていて、設定用のダッシュボードなども共通になっています。

PowerToysをインストールするとPowerRenameの機能はシェル統合されて、ファイルエクスプローラーの右クリックメニューから呼び出せるようになります。

使い方

PowerRenameの使い方は非常に簡単です。

名前の変更を行ないたいファイルを選択した状態などでマウスの右ボタンをクリック、出てきたメニューからPowerRenameを選択すると次のウィンドウが開きます。

ここからの操作はテキストエディタの「置換」操作のイメージで動作します。慣れるまではそのつもりで触っておくと動きのイメージが掴みやすいでしょう。

選択したファイルの中で名前の変更を行ないたい部分を「Search for」で指定。

次に置き換え先の文字を入力すると、変更後選択したファイル群のそれぞれがどんなファイル名になるかのプレビューがすぐに下のフレーム内に表示されるようになっています。

これによりリネーム実行前に名前変更の確認をあらかじめ行うことができますから、想定してなかった操作が行なわれてしまうリスクを大きく抑えることができます。

さらに一度ファイル名を変えても、エクスプローラーから「Ctrl+Z」でアンドゥをかけることができます。ファイル名をすぐに元に戻すこともできる、と言うことですね。

とても安全かつ強力にファイル名の一括変更を可能にしてくれるツールになっている訳です。

こういった操作を行なう必要があるユーザーの数は多くはないと思いますが、ソフトウェアやWebの開発などで大量のファイルを扱わなくてはいけない方にはすごく刺さる可能性のあるツールだと思われます。

ものすごく強力ですがややニッチな内容ですから、OS本体に搭載するよりもこのようなサプリメントツールとしてリリースするのが適した題材だと思います。

今後のPowerToysにも期待できる出来のツールです。