デスクトップPCもディスプレイの明るさをOSから調節するMonitorian

ノートパソコンには基本的にほとんどすべて、内蔵モニターの明るさを調節するためのソフト的なガジェットが搭載されています。これによりWindows 10の操作から離れることなく、周りの環境に適した明るさにディスプレイを調整出来ます。

このディスプレイの明るさ調節用のボタンやスライダは、最新のWindows 10ならばアクションセンターに操作系を追加することが出来ます。

ただこの機能、残念ながら一般的なデスクトップパソコンでは使えません。元々、明るさを調節するためのガジェットアプリなどは搭載されていませんし、アクションセンターに明るさ調節用のボタンやスライダを追加することも出来ません。

ですが実はこれをカバーすることが出来るアプリがあります。それが今回取り上げるMonitorianです。

元々はアクションセンターになかった機能の補完用?

Monitorianを起動して明るさ調節用のパネルを表示させると、見た目と使い勝手は最新のWindows 10のアクションセンターで使える明るさコントロール用のUIとそっくりになっていることが分ります。

元々はアクションセンターのUIをユーザーが自由にエディット出来る機能が実装される前に作られた、アクションセンターの機能を補完するためのアプリだったのかもしれません。

今ではノートパソコンならばアクションセンターにMonitorianのパネルとほぼ同じものを追加出来ますから、環境によってはこのアプリが不要になっていると思います。

ですが、デスクトップパソコンではまだとても有効なアプリです。

インストール

Monitorianはストアアプリ化されています。雰囲気としては結構OSのコアに近い機能に干渉しているように見えますが、今ならばこういった機能もストアアプリで実現できるようになってきてるんですね。ほかにもこういったタイプのアプリが増えている気がします。

さて、実際のMonitorianのインストールですがこちらはとても簡単。
ストアのアプリからMonitorianを「入手」するだけでOKです。

毎回この機能を使いたいときには、Monitorianを起動した後にオプションから「サインイン時に起動する」を有効化しておきましょう。

デスクトップPCでも

Monitorianがもっともユニークなところは上でも少し触れましたが、デスクトップパソコンでもWindows 10側から簡単に外部ディスプレイの明るさをコントロール出来るようになっているところです。

ディスプレイ側がOSからソフトウェア的に明るさなどの調節を行なうインタフェース、機能を搭載している必要はありますが、対応ディスプレイだと明るさ調節に関する使い勝手が大幅に上がります。

最近はディスプレイ側の明るさ調節機能がOSDメニューの中に含まれていて、直接ボタン一発でコントロール出来ないケースも多かったりしますから、そういったディスプレイでは特に操作の楽さは大きく上がるはずです。

昼と夜など、パソコンを使う場所の環境光に依存して利用時の最適なディスプレイの明るさも結構変化しますから、ディスプレイの明るさをこまめに合わせたいユーザーにはうれしい機能になってくれると思います。

インストール/アンインストールを行なってもOSを汚さないストアアプリですから、ダメ元でまずはトライしてみる、というのが気楽に出来るのもいいところですね。

使い方はシンプル

Monitorianの使い方はアクションセンターの明るさ調節ボタン、スライダと基本一緒で、とてもシンプルです。

ボタンの方はクリックするごとに10%ずつ明るくなっていき、もっとも明るくなっている状態でもう一度クリックすると明るさ最低の状態に戻ります。

スライダの方は左右に動かすことで1%単位で明るさ調節が出来ます。