ASUSからデュアルスクリーンのハイエンドノートZenBook Pro Duo登場へ
ASUSがまた新機軸のノートパソコンを作るようです。
最近ASUSはタッチパッド部分をスクリーン的に活用する方法に関していろいろな試行錯誤を繰り返しています。その一つが「ScreenPad」でタッチパッドに液晶パネルを取り付けて、さまざまな機能を持たせようとしてます。
これを数歩進めたのが今回発表されたZenBook Pro Duoです。ScreenPadが大型化してデュアルスクリーン状態にしたものです。
スペック
まずはZenBook Pro Duoのスペックから見てみましょう。
ZenBook Pro Duoには2つスクリーンサイズがあります。上位機種となる15.6型機は特に非常に高いスペックを持っています。
メインディスプレイは4K解像度の有機ELディスプレイになっていて、AdobeRGBやDCI-P3色域を100%カバーする性能を持っています。
サブディスプレイはかなり横長の形状ですが横方向の解像度はしっかり4Kになっていて、物理的な横幅もメインディスプレイと同じになっています。デュアルスクリーンとして利用する際の違和感がない作りになっています。
その代わりサブディスプレイ側は液晶ディスプレイで色域には特に触れられていません。サブの解像度は3,840 x 1,100ドットです。
メインディスプレイは有機ELディスプレイですから極めて高いネイティブコントラストを持っていて、液晶とは数段異なる質の高い映像表現が可能です。コントラスト比は10万:1です。
CPUは8コアのCore i9と6コアのCore i7の選択が可能です。
14型の方はディスプレイのスペックが少し抑えられていて、メインディスプレイも液晶パネルを採用。解像度はメインがフルHD、サブが1,920 x 515ドットになります。
CPUは恐らく6コアのCore i7になると思われます。
どちらの機種もディスクリートGPUを搭載していて15.6型モデルにはGeForce RTX 2060が使われていて、ゲーミングノートPCとしても通用しそうな性能を持っています。
14型モデルの方はGeForce MX250になります。
外部ポートも高スペック
ZenBook Pro Duoは外部インタフェースポートもかなりハイスペックです。
Thunderbolt 3ポートを一つ搭載していて、USBコネクタも3.1 Gen2対応となります。
有線LANポートは持ちませんが、内蔵する無線LANアダプタはWi-Fi 6対応になります。
新たな使い方を提案
ZenBook Pro DuoのセカンドディスプレイにもなるScreenPad Plusはタッチペンに対応しています。使い方によっては液晶タブレットを内蔵したノートパソコン的な使い勝手を実現できそうです。
メインディスプレイと解像度、サイズ、物理的な配置等でかなり連続性の高いポジションが実現できそうに見えます。
CPU性能もGPU性能も非常に高いものを持つため、新機軸のグラフィックワークステーション的な使い方が可能になりそうです。
内蔵バッテリーもある程度の容量を確保できているので、GPUをフルに稼働させるような使い方をしなければそこそこのモバイル性能もありそうです。
非常に高価なマシンになりそうではありますが、その分以上の可能性を感じる「コンセプトマシン」のような機種になりそうです。