Chromium版Edgeプレビュー版が利用可能に

去年マイクロソフトがWindows 10に標準添付されるようになった新ブラウザEdgeのエンジンを、Chromeと同じChromiumにスイッチするとの発表を行なって大きな話題となりました。

その後、水面下で開発は順調に進んでいたようで、Chromium版のEdgeのプレビュー版が一般ユーザーも利用可能になりました。これでイメージ的にはβ開発フェーズに入ったような形になるでしょうか。

誰でも積極的に新Edgeの開発作業に参画することが可能になっています。

Chromium75ベース

現在公開されているChromium版のEdgeはChromiumのバージョン75台をベースにしたものになっています。

最初にEdgeプレビュー版がリリースされたときはバージョン74ベースで、早くも一度メジャーバージョンアップが行なわれたかたちです。ただ、この修正ではエンジンのバージョンアップがメインで追加機能などはほとんど入らなかった印象です。

Chromeの安定版はChromium 74ベース、Opera最新版は73ベースとなっていて、Edgeプレビュー版の方は1歩先に最新のエンジンをテストする形になっています。

利用はEdge Insiderに

Chromium版のEdgeプレビュー版は「Edge Insider」のWebサイト(https://www.microsoftedgeinsider.com/en-us/)からダウンロードできます。

現在は32bit版のバイナリーも提供されていて、より幅広いユーザーがテストに参加可能になっています。

Edgeらしさはまだなし

今のところのChromium版Edgeの外見はどちらかというとChromeそのもの、と言った方がいいようなルック・アンド・フィールになっています。画面のあちこちのデザインもEdgeらしさはありません。

また、Edge独自の機能であるタブをまとめて片付ける機能や、Edge独自のハブビューと言った機能が実装されていません。

このためまだまだEdgeらしさはない、という状態です。

付加機能がない分、非常に起動が速く動作も軽快、消費メモリも少ないのですが、これではChromeとの差別化はまず無理でEdgeをわざわざ使ってもらう理由がありません。

そのあたりの差別化をどれだけ行えるかがEdgeが生き残る道になるでしょう。

個人的にはハブビューなどは好きなインタフェースでしたので、あの機能は継承して欲しいところです。

コア機能のみのChromium版Edgeの軽さから、HTMLとJavaScritのエンジン+描画機能のみのバージョンのブラウザもアリかな、と感じました。Edge+Windows 10の独自機能であるタイルエリアへのブックマーク貼り付けの機能を使えば、各種Webサービスのランチャーとして面白いのではないかと。

Chromeの拡張機能は既に導入可能

Chromium版Edgeでは発表当初からChrome用の拡張機能をそのまま導入可能ということが明らかにされています。

この機能は既にプレビュー版Edgeでも実装済み、利用が可能になっています。

実際手元のものにChrome用のGoogle Keepへのデータのコピー用拡張機能を入れてみましたが、ごく普通に導入できてしっかりと機能してくれています。この部分の開発は順調に進んでいるようですね。

マイクロソフトのEdge開発グループのリーダーもFirefoxの開発リーダーもGoogleのWebサービスにおける他社製ブラウザへの対応が不当である、との見解を示していました。Chromium版のEdgeがリリースされればそういった部分での「非互換」でユーザーが不利益を被ることはなくなるでしょう、恐らく。

マイクロソフトやFirefox開発元の主張が真実かどうかは分りませんが、一応ユーザーはGoogleがそういったことを出来る立場にあることは意識しておいた方がいいかもしれません。