これも時代か。auの3G回線2022年3月に終了へ

auの3G回線停波に関するニュースリリース

携帯電話回線の3Gこと第三世代回線、ドコモだとFOMA、auだとCDMA 1X WINですが、当時の携帯電話回線としては画期的に高速な通信速度を実現してくれた回線でした。

これら3G回線の普及と進化によって、初めてモバイルでのインターネット通信が実用性を備えるようになった、と言って過言ではないと思います。

そしてこれも時代でしょうか。auの3G回線のCDMA 1X WINが遂に終わるときがやってきます。KDDIは2022年3月をもってこの回線サービスを終了することを発表しました。

2003年11月スタート

auの3G回線のCDMA 1X WINはドコモのFOMAと争うようにしてスタートしました。

ドコモのFOMAのW-CDMAとは別の仕組みの通信方式となっていて、その基本方式の優劣を競うかのように両者がサービスや通信速度向上で競争をしていたのがその後の携帯電話回線の通信品質向上に寄与した一面があったと思います。

その代わり通信規格自体が違って携帯電話や基地局の設備に互換性がなかったため、そのあたりを担当するメーカーにはいろいろな苦労があったはずです。

当時はSIMロック解除、などという概念すらありませんでしたが、これが持ち込まれたとしても携帯電話自体の互換性のなさで大きな混乱を招いたことでしょう。

そういったメーカー側の多重投資の負担も現在のLTE、4G回線以降の規格統一に寄与していたのかもしれません。

開始からしばらくはLTEの電話機でも3G回線を使用

その後より通信速度が速く電波の利用効率が高いLTE回線の普及が進みましたが、実はLTE対応のスマートフォンなどが出現してからしばらくの間は同時に3G回線も併用する形になっていました。

通常の音声での電話にはLTE回線側ではなく3G回線の回線交換式の通話が使われていたからです。

LTE回線側に音声通話を載せるための規格がなかなか策定されなかった、といった事情もあったはずですが、通話もLTE回線側に取り込んでしまえばより電波を効率よく使いきることができたはずなのですが、なかなかその移行は進みませんでした。

状況が変わったのは完全に一般的なデータ通信に近い形で通話のデジタルデータをLTE回線に載せられる「VoLTE」の仕組みが規格化されてからです。

VoLTE(Voice Over LTE)という言葉自体ここ数年になってようやく耳にするようになったものだと思いますが、まだ音声通話がVoLTE対応していないスマートフォンを使い続けているユーザーもたくさんいると思います。

今、販売されているスマートフォンはすべてVoLTE対応の機種ばかりになっていますが、このあたりの事情は2022年3月以降、ちょっと問題になる可能性がありますのでご注意ください。

2022年3月以降はVoLTE対応機種じゃないと通話できなくなる

この節のタイトルがその問題点です。

音声通話に3G回線を使用している携帯電話、スマートフォンは2022年3月の3G回線の停波以降は、通常の音声通話が行えなくなります。

その後もauの契約で電話を使うには、音声通話がVoLTE対応している電話機が必須となることに注意してください。

まだ停波までは3年以上ありますから、多分スマートフォンの乗り換えなどはそれまでには完了しているとは思います。

一般的なスマートフォンの使い方をしていると、短い人だと2年以下、よく持たせている人でも3~4年使っていると内蔵しているバッテリーがへたってきてフルチャージ後のバッテリーの持ちが目に見えて悪くなるはずですから。

また、セキュリティの面でも長期間使っているうちにOS自体のアップデートが提供されなくなりますので、目安としては最新のスマホ用OSが提供されなくなるあたりで機種の変更の検討を始めるのがおすすめです。

もったいないですけれど。