Kaby Lake-G搭載の小型ゲーミングPC「HiGame」クラウドファンディングから

HiGameのINDIEGOGOプロジェクトページ

中国の新興デジタルガジェットメーカーのChuwiが「Radeon入ってるCoreプロセッサ」な、Kaby Lake-G搭載の超小型ゲーミングPCを開発しています。

この小型PC「HiGame」はクラウドファンディングのINDIEGOGOで資金調達のプロジェクトが現在進行形で動き続けています。既に目標金額には到達し、8倍近い資金調達に成功しました。

今回はこの機種、HiGameの中身を少し詳しく見ていきます。

スペック

まずはHiGameのスペックから。

最も注目されるCPUには、Kaby Lake-GことCore i7-8809GまたはCore i5-8305Gを搭載しています。

高性能版のCore i7-8809Gは定格3.1GHz、ブースト時最大4.2GHz動作のクアッドコアCPUと、1,536SP相当の規模を持つRadeon RX Vegaコアを搭載し、TDPは100Wとなります。

エントリー機で使われるCore i5-8305Gのほうは、CPUが定格2.8GHz、ブースト時には3.8GHz動作となり、搭載されるRadeon GPUは1,280SP相当の規模に縮小され、TDPは65Wになります。

エントリー機の方のCPU/GPUでも十分に高性能ですね。

一般にCPUに統合されるGPUはメモリバンド幅の関係から回路規模分フルの性能を発揮するのは難しくなっていますが、Kaby Lake-Gには下手なビデオカードのメモリ帯域を軽く凌駕できる高速メモリHBM2を4GB乗せていますから、GPUの規模通りのフル性能を発揮可能です。

PlayStation4やxbox同様のパワーを発揮できると考えていいと思います。

メインメモリは共通で8GBを搭載。ただ、この状態ではシングルチャンネルアクセスとなって、CPUは100%の性能を発揮できない可能性があります。メモリスロット自体は準備されていますので、メモリカードを追加することでCPU性能は伸びるはずです。

ストレージにはM.2スロットを使ってSATA3のSSDを搭載します。上位機種には256GB、下位機種は128GBの容量となります。

小型PCながらインタフェースが非常に豊富なところも特徴で、USB3.0ポートが5つ、Thunderbolt 3のポートが1つ、有線のギガビットイーサネットポートも1つ持ちます。

映像出力は4K 60fps映像の出力が可能なHDMI 2.0bを2ポート、DisplayPort 1.3コネクタも2つ搭載します。

サイズは173mm x 158mm x 73mm、重量1.3kgと非常にコンパクトかつ軽量な仕上がりです。容積は約2リットルととても小さな本体です。

なかなかにパワフル

比較対象が微妙かもしれませんがUプロセッサのCore i7-8550U+GeForce GTX 1050の構成のエントリー向けゲーミングノートPCでしょうか、このパソコンと比較した際には3DMark 11ベンチマークで1.3倍のスコアが出せるそうです。

スペック的にはGeForce GTX 1050Tiも超えられそうですが、さすがにGeForce GTX 1060の性能には届かないと思われます。

ただそれでも、最新の激重ゲームを除けばかなりのタイトルをそれなりに高画質設定で動かすことが出来そうです。

小型筐体ゆえ、フル稼働させた際にはファンノイズはかなりのものになることが予想されますが、そこはゲーム機である以上はやむを得ないポイントかもしれません。

まだプロジェクト進行中

INDIEGOGOではまだ資金調達のプロジェクトが進行中です。

EARLY BIRDの受付も行なわれているようで、上位機種は26%offの1,099ドル、下位機種は899ドルの出資で本体が受け取れます。

ゲーミングPCと考えても安価とは言えない価格設定ではありますが、容積約2リットルの小型筐体で3Dゲームを普通に遊べる、というのはそれだけで大きな魅力になると思います。