やっぱり便利Windows Helloの顔認証。マウスのCM01導入

以前ちょっとSurface Proをお借りして少し試用させてもらったことがあります。パソコン自体もなかなかに使いやすいマシンでしたが、その時に使っていて一番印象に残ったのが実はWindows Helloの顔認証機能によるほぼオートのサインインでした。

一瞬、ユーザーの顔を探してサインインのメッセージが出たりする動きもあるのですが、その動作が速すぎてその様子の写真を撮るのも難しいぐらいのレスポンスと、ほぼ完全にオートでサインインできる楽さ加減にやられてしまった感じです。

マウスコンピュータからWindows Helloの顔認証対応のカメラCM01が発売されていることは知っていたものの、なかなかタイミングが合わなくて導入できずにいたのですがこのたびやっと自宅のメインPCで使えるようになりました。

今回はWindows Helloの顔認証のセットアップ手順などと合わせ、CM01のレビューをまとめてみます。

CM01の外観

CM01はxboxの周辺機器だったkinectのような形をしています。一般的なWebカメラよりは横幅が広いのが特徴でしょうか。ですが実際のサイズは横幅が10cmちょっとカメラ部の高さは2cmほどでかなりコンパクトな作りです。

横長になっているのはWebカメラとは異なり複数のセンサーを備えているからです。普通にカラー画像が撮影できるイメージセンサーの他に、顔認証で追加情報として利用する赤外線センサー、近赤外線を発するLEDなどを内蔵しています。

カメラはディスプレイの上端に乗せるか机の上に置いて使うことが想定されていて、ディスプレイの上を挟む形と机の上に置いて安定する形に変形するスタンド的なものがついています。

カメラ/センサー部はそのスタンドに対して上下にある程度傾きを付けられる作りになっています。

カメラとパソコンを結ぶケーブルはカメラ側は固定になっているUSBケーブルが1本だけで、電源もUSBコネクタ経由でパソコンからもらう形で動作します。

ディスプレイ上部に乗せた場合、スタンドのクリップ形状の部分は特にディスプレイの額縁部分を挟むようなテンションをかけるような作りにはなっていません。ですが、後ろにUSBケーブルをぶら下げてもカメラが引っ張られてズレるようなこともなく、とても安定して設置が出来ます。

今のWindows 10なら手動セットアップ不要

CM01発売当初は、このカメラを動かすためのドライバーを手動で導入する必要があったと思います。

ですがそれからある程度時間が経ったので、もしかしたら今ならプラグアンドプレイで自動セットアップできるかも、と思いCM01を接続してみたところ予想通りWindows 10が勝手にドライバーを取ってきてセットアップを完了してくれました。

 

再起動も不要ですぐに利用可能になりました。

Windows Hello側のセットアップ手順

ただ、Windows 10が自動でやってくれるのはCM01をOSから使えるようにするところまで。顔認証用のデータの登録を行なう、Windows Helloの設定はさすがに人間がやらないといけません。

というか人間の初期設定なしに、勝手にカメラが動かれるってのは逆にちょっと怖いですよね。

Windows HelloのセットアップはWindows 10の作法通り設定アプリから行ないます。

設定アプリを起動したら「アカウント」->「サインインオプション」とページを移動。「Windows Hello」の「セットアップ」に進みます。

このあとは「Windows Hello セットアップ」の指示に従ってCM01を使って顔の撮影を行なうだけで設定は完了です。

眼鏡を複数持っていて使い分ける、眼鏡とコンタクトレンズの両方を使うことがある、といった方は「精度を上げる」機能を使ってそれぞれの状態で顔の情報を追加で取り込んでおくと良いでしょう。

設定と言ってもこれだけで、あとは次回から顔認証によるオートの高速サインインが使えるようになります。

認証は一瞬

いくつかWindows Hello対応の顔認証カメラが販売されていますが、どれもサインイン時の認証のスピードは非常に高速です。約1秒で認証完了、とのうたい文句がありますが、条件が良ければ体感的にはもっと速い感じですね。

CM01がユーザーの顔を探す画面やサインイン完了後に「~さんこんにちは」といったメッセージが用意されているのですが、その撮影がほぼ不可能なぐらいにスパッとサインイン操作が終了します。

ただ、部屋がすごく暗かったり、最初に顔の情報を登録したときよりもずっと遠い距離でパソコンを使用したりすると、顔認証がうまく動かないケースは割と普通に起こります。

最初の顔情報の登録を実際のパソコン利用シーンと出来るだけ同じ条件にすることが、顔認証をうまく使いこなすコツの一つです。

Webカメラとしても利用可能

CM01は通常のカラー撮影用のイメージセンサーも搭載していますので、Webカメラとしても利用できます。

Windows 10付属のカメラアプリで撮影してみると、解像度は1,280 x 720ドットでいわゆる720P解像度のカメラになると思われます。

元々が画質を云々するカメラではありませんが、撮影できる画像の方はそこそこ。その代わりダイナミックレンジの方は結構広いかもしれません。

やっぱり便利

著者は自宅でパソコンを使うのでもサインイン時のロック解除操作は必須だと考える人間ですので、パスワードやPINによるロックは必ず行なうものだと思っています。特にその操作を面倒だとも感じません。

ですが、それでもやっぱり顔認証でそのロック解除操作を自動化できるというのはありがたいですね。

システムドライブをSSD化して起動が高速なパソコンなら、気づかないうちにデスクトップ画面が開いてた、的な使用感になります。

これはすごく個人的な自己満足に過ぎませんが、何かすごく「未来感」を味わえるガジェットであるというところも楽しいです。

CM01はWebカメラとして捉えると画質的な性能面と価格が釣り合いませんが、それプラスαのプラスα分が大きい製品だと著者は考えます。顔認証機能分の「プラスα」部分の価値をどう捉えるかで評価が変わる製品になりそうですが、著者的には十分以上にペイする製品です。