中国製UMPCに二代目登場へ。Coreプロセッサ搭載のGPD Pocket 2

INDIEGOGOのGPD Pocket 2プロジェクトページ

日本ではかつて「UMPC」と呼ばれるタイプの小型ノートパソコンが一世を風靡しました。

11型クラスの液晶を搭載する「サブノート」と呼ばれるタイプよりも更に小さく、場合によっては男性の背広の内ポケットに入るぐらいのボリューム感を実現する超小型パソコンです。

東芝のリブレットシリーズやソニーのVAIO U、VAIO Pなどが販売され、特に機動性を重視する「モバイラー」に熱烈なファンを生みました。

その後、CPUのパワーの増加に伴う発熱量の増大や、UMPCゆえの出来ることの限界などのデメリットが目立つようになり、日本ではこのジャンルのパソコンが製造されることはなくなりました。

そのUMPCそのものと言っていいサイズのパソコンを復活させたのが中国のGPDです。CPUにATOM x7を搭載したGPD Pocketがファンには熱烈に歓迎されることになりました。

このGPD PocketがCPUをCoreプロセッサに載せ替えて代替わりします。今回は2代目GPD Pocket、GPD Pocket 2をご紹介します。

GPD Pocket 2のスペック

まずはGPD Pocket 2のスペックから。

CPUには第7世代のCoreプロセッサでタブレットやファンレスPCをターゲットにしたYプロセッサの、Core m3-7Y30を採用しています。GPD PocketのATOM x7-Z8750からはベンチマークスコアで2倍以上のパワーアップになります。

定格クロックは1GHzでターボブースト時には最大2.6GHzでの稼働も可能です。

ただ、ターボブーストの効きは筐体の排熱能力の制限を受けます。CPUが出す熱を取りきれない場合には最大クロックで動く時間が短くなったり、そもそも最大まで動作クロックを上げられないケースも出ます。

GPD Pocket 2などのUMPCの使い勝手は排熱設計にかかる部分が大きいのです。

GPD Pocket 2ではそのあたりへの考慮から、アクティブな排熱機構を持っています。ファンを備えた強制空冷を行ないます。稼働音をなくすためのファンカット用のスイッチを持つところは特徴的と言えるかもしれません。

もちろんファンを切った場合には、Core m3-7Y30の性能をフルに発揮することは難しくなるはずです。

メインメモリは4GBまたは8GB。

ストレージはeMMC接続の128GBのSSDを搭載します。使う部材の更新で、eMMC接続ながらGPD Pocket初号機搭載のストレージから約2倍の性能向上を果たしています。

超小型PCながらUSB Type-Aコネクタを2つ、Type-C形状のコネクタを1つ持つなど、インタフェースが豊富なところも特徴でしょう。

また、搭載されるマイクロSDカードスロットも高速で、高価で高速なSDカードを使う意味のあるインタフェースになっています。

サイズは181mm x 113mm x 8~14mm。重量は465gと軽量な仕上がりです。

ただ、細かなスペックは実機が完成するまでに変更が入る可能性があります。

液晶画面は今回も7型で1,920 x 1,200ドットのものを使います。

キーボードレイアウトはやや「変態的」

GPD Pocket 2は小さな本体で十分なキーピッチを確保するために、かなり特殊な配列になっています。アルファベットキーをタイプしやすい場所にタイプしやすいサイズで置くために、記号キーなどがかなりあちこちに追いやられた配列になっています。

アルファベットキーも2列目の「ASDF~」の列が試作機ではやや他のキーとは異なるキーの間隔となっていますので、このままの形で生産されるとするとタッチタイプには少し慣れが必要かもしれません。

また、GPD Pocketに搭載されていたスティック型のポインタは廃され、かわりにキーボード奥、ディスプレイのすぐ下の部分にタッチ型のポインティングデバイスが搭載されるようです。

クラウドファンディングでの資金調達準備中

今回もGPDでは製品開発の資金調達をクラウドファンディングで行なうようです。既にINDIEGOGOにてプロジェクトページは立ち上がっています。

価格の方はクオラウドファンディングのアーリーバードでの最小構成が569ドルからの予定になっています。一般販売の暁には729ドル、8万円程度での販売が予定されているようです。

やはりCPUが変更になった分価格は上昇していますね。サイズやパソコンのスタイルは異なりますが、Surface Goの意外なライバルになる可能性もあるかもしれません。