イヤフォンと言うよりはウェアラブルAIアシスタント。Xperia Ear Duo

ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP : オープンイヤー ボイスアシスタント機能 クアッドビームフォーミングマイク搭載 2018年モデル ブラック XEA20JP B

耳穴を塞がないイヤフォンというと、イヤーカフのような装着を行なうambieの製品があります。こちらの会社もソニーの流れを汲む会社ですが、ソニー自体も全く別の方向から耳穴を塞がないタイプのイヤフォンを開発しています。

片耳タイプのXperia Earが既に発売済みですが、より音楽や動画などの鑑賞に適した両耳タイプのXperia Ear Duoが発売されました。

完全ワイヤレス型でユニークな「下がけスタイル」

Xperia Earのユニークなフィーチャーの一つが耳たぶの下側に本体が回り込む「下がけスタイル」にあると思います。

なんだか重力に逆らうような不思議なかけ方ですが、耳への負担も大きくはなく安定した装着が出来るそうです。ソニーの収集したデータでは、耳の下側の方が形の個人差が少なく、安定した装着になるのだとか。

そしてXperia Ear Duoは両耳にイヤーピースを装着する両耳タイプに進化して、音楽鑑賞や動画視聴により適した使い勝手を実現してきました。もちろん完全ワイヤレスタイプになっています。

加えてXperia Earシリーズはソニー独自の方式による耳穴を塞がないタイプのイヤフォンでもあります。音導管の工夫により音漏れを抑え高音質を実現した、とのうたい文句になっています。

ただ、構造上どちらも完璧ではないことはまず間違いがありませんので、特に衆人環境での再生ボリュームには注意したいところです。

音声のコーデックはSBCとAACのみの対応となっています。

通話向けにも一工夫

ヘッドセットとしても一工夫があるのがXperia Ear Duoの面白いところです。4つのマイクを使って口の位置を探るようにして、周囲に音のある環境の中でもクリアな通話、確実な音声認識を狙う仕組みになっています。

また、Xperia Earシリーズは単なるイヤフォンではなくある程度のインテリジェンスを持った「端末」として作られていますので、本体側面のタッチパネルの操作や加速度センサーによる頭の動かし方による指示で接続したスマートフォンなどで色々な操作を行うことができます。

例えば電話の着信時には、頭を頷く動きをさせることで受話、横に振ることで着信を拒否する、なんてことができます。

Android端末は独自のアシスタント機能が利用可能

AndroidOS向けには「Assistant for Xperia」という音声対応のアシスタントアプリが利用可能です。こちらを使うとスマートフォンの各種機能をボイスコマンドで利用することが出来るようになります。

LINEのAIアシスタントのClovaとの連携も可能になっています。

iPhoneと接続して使う場合にはSiriが利用可能です。ただし、iOS 10をインストールしてあってもiPadには対応していません。

こちらはどちらかというとAssistant for Xperiaの機能になると思いますが、ユーザーの行動に合わせて色々な情報をXperia Ear経由の音声で読み上げる機能があります。

記念日などの今日の一言の読み上げ、設定を行えば家を出たときから音楽再生スタートを行ったりすることもできます。

また、会社に近づいたら時刻やその日の予定を音声で通知することも出来ます。

自宅や会社の場所はユーザーの行動からAIで推測、といったことは残念ながらサポートされておらず、地図上で位置を指定する必要があるようです。

トランシーバー的な使い方も

Xperia Ear Duoユーザー最大5人で、トランシーバーのように通話を行うモードも搭載されています。

声を出せない状況でも頭の動きで、定型文を相手に送ったりすることも可能です。

完全ワイヤレスイヤフォンとしては長めの動作時間

Xperia Earはやや大きめの本体となっている分、内蔵バッテリーの容量に余裕があります。ただ、その分色々な機能を詰め込んで消費電力も多めになっているはずです。

それでも音楽再生を連続4時間行えるバッテリーライフは確保されています。

このタイプのイヤフォンにほぼ共通のスペックとなっている、ケース側に内蔵したバッテリーによるイヤーピースの充電機能ももちろん搭載し、音楽再生ならば最大合計12時間利用出来るようになります。

価格はやや高めの3万円程度の売価となりますが、非常に豊富な付加機能に価値を見いだすなら唯一無二の機種になってくれそうです。