Windows 10版OneNoteの手書き数式処理機能
Windows 10版のOneNoteにはしばらく前に手書きの数式を認識して色々な処理を行なう機能が追加されました
ですがこの機能、実はOffice365のライセンスを持っていないと有効化されないようです。
先日、手元のオフィスソフトをOffice 2010からOffice365に乗り換えて、そのライセンス情報をMicrosoftアカウントに登録することでやっとこの機能が解放されました。
今回はOneNoteの数式機能で出来ることをご紹介します。
手書きの数式の認識
まずはWindows Inkともリンクしたこの機能です。手書きで入力した数式をOneNoteがきちんと文字として認識してくれます。
その使い方は簡単で、スタイラスペンなどを使ってフリーハンドで記入した方程式を選択して「数式」ボタンをクリックするだけでOK。
数式のサブウィンドウに認識された数式のそれに対して実行出来る操作が表示されます。
認識した数式をノート側に貼り付けることが出来ます。
またスクリーンショットをご覧になって分かるとおり、あまりきれいでないフリーハンド入力の文字からもきちんと数式を認識してくる優れものです。
グラフ作成
方程式を認識した後、2Dのグラフを作ることが出来ます。
こちらの操作もとても簡単で、認識された方程式の下に表示されるプルダウンメニューから「2Dグラフを作成」のコマンドを選ぶだけでOKです。
あとは、必要ならばノートの方に貼り付けるだけでOKです。
認識した方程式を解く
認識した数式に対して適用出来る機能のプルダウンメニューにあるとおり、方程式を解くことも出来ます。
こちらも実行は簡単で、そのコマンドを選択するだけでOKです。
更にたくさんの数学的な操作も実行出来ます。どこか数学の授業で聞いたような懐かしい単語が並んでいる感じですね。
きちんとした数式を書く
一般的な入力の仕方ではキーボードから「xの二乗」の数式を簡単に書くことが出来ません。ですので、テキストデータではxの二乗は「x^2」と書いて誤魔化すような形になっています。
OneNoteではこの「x^2」のような書き方から、きちんとした数式を起こすことが出来ます。
こんな風に入力したデータを、
こういった正式な数式に変換出来るのです。
出来上がった数式なWordなどにもそのままコピーが出来るので、結構便利に活用出来ると思います。
この先、Office365やOffice 2019に付属するOneNoteはWindows 10版、UWP版のOneNoteに統合されていくようです。アイディアメモなどとしてほとんどどんな書き込みでも気楽につけられるのがOneNoteですので、色々なところで活用してみると良いと思います。