「内蔵バッテリーなし」の無線給電マウス登場、RazerのMamba FyperFlux

Mamba HyperFluxの情報ページ

去年ロジクールからある意味無線マウスの究極形とも言える、無線給電方式のマウスが登場しました。高価格ながら有線マウスをも超えるレベルのゲーミングマウス性能と、ケーブルレスの自由度の高さを実現するマウスの理想の形の一つでした。

その無線給電マウスのジャンルにRazerも挑戦するようです。

無線給電技術対応の専用マウスパッド「Firefly HyperFlux」と、対応無線マウス「Mamba HyperFlux」です。

バッテリーを搭載しないという戦略

Mamba HyperFluxがユニークなのは内蔵バッテリーを持たない、というところです。

ゲーミングマウスでは特にFPSなどのアクションゲームのジャンルにおいて、マウス本体の軽さが要求されます。素早く正確な操作を行なうために、バッテリーを内蔵して重くなる無線マウスは敬遠される傾向があります。

また、従来の無線マウスはバッテリーが切れると当然動作も止まってしまいますから、ゲーム中のバッテリー切れも嫌われ二重の意味で無線マウスが使われない理由になっています。

Mamba HyperFluxでは、この2つを解消する目的でマウスの中にバッテリーを持たないことと無線給電システムを採用するに至ったのでしょう。

内蔵バッテリーを省くことでMamba HyperFluxのマウス本体は96gの軽さを実現しています。

無線で利用するには給電能力を備えた専用マウスパッドのFirefly HyperFluxが必要になります。マウス内にバッテリーがないのでそもそも電源が入りませんね。

Mamba HyperFluxでは専用マウスパッドと組み合わせずに使う際には、有線接続を行なってケーブル経由で電力の供給を受ける方法を採用しました。

割り切り仕様ですが、マウスの軽量化を最優先で考えるならばかなり合理的な設計思想と言えるのではないでしょうか。

ゲーミングマウスとしてのしっかりした性能

Mamba HyperFluxはゲームミングマウスとしての性能もしっかりと一級品のものを持ち合わせています。

トラッキング用の光学センサーは最大16,000dpiの高解像度となっていて、検出可能な最大移動速度は450ips、対応可能な最大加速度は50Gまで。位置検出の間隔を表すポーリングレートは1,000Hzをサポートします。

ゲーム以外の利用でもきめ細やかな位置検出で非常に滑らかなポインタ移動の操作感になるはずです。

ボタンの総数は9個であまり欲張らない設計になっています。

マウス本体の形状はRazerのMambaシリーズのものをそのまま受け継ぐ形で、左右対称などちらの手でも操作しやすい形をしています。プロモーションムービーを見る限りは本体サイズはかなり大きめのようです。

給電用のパッドは表面が直接マウスパッドになる加工がされていて、ロジクールの製品とは異なり間にマウスパッドを挟んで使うことは考えられていなさそうです。

その分、両面で表面処理が異なり、滑り具合・止まり具合の好みの違いにある程度配慮された作りになっています。片面が滑り重視のハードタイプ、もう片面は止まりに重きを置くと思われるクロスタイプになっています。

セット価格はやはり高価

Mamba HyperFluxと専用マウスパッドのセット価格は約250ドル。日本に導入されると3万弱ぐらいの価格帯になるでしょうか。ロジクールの無線給電システムとほぼ肩を並べるレベルになると思われます。

使い勝手に関しては非常に高いものが実現できるはずですが、その分の投資は必要になる形ですね。

このタイプの製品にも選択肢が出来たことで、製品間の競争が動き始めることも期待したいところです。

ちょっとした思いつきですが、Qi対応のスマートフォンも充電できると付加価値として重い白いかもしれませんね。