Surfaceシリーズ初の「普通の」ノートPC、Surface Laptopの印象

2017年7月20日、マイクロソフトのSurfaceシリーズとして初となる、クラムシェル型のノートパソコン「Surface Laptop」が日本でも発売開始になりました。

今までSurfaceシリーズにはかなりノートパソコンに近い形状のSurface Bookもありましたが、あの機種もSurface Proシリーズと同様に液晶部分を分離して高性能なタブレットPCとして利用することができ、2in1パソコンとして製品化されています。

これに対してSurface Laptopはタッチパネルこそ備えているものの、液晶パネルがキーボード部の裏に回り込んだりするといったギミックもない、ごく普通のノートパソコンとして作られています。

今回はSurfaceシリーズ初の「普通の」ノートパソコン、Surface Laptopの感触をまとめます。

まずはスペック

Surface Laptopは第7世代のCoreプロセッサを採用しています。

Core i5またはCore i7を搭載した機種が選択でき、Core i7搭載機は高性能な統合GPU、Iris Plus Graphics 640を採用しています。

メインメモリは4GB~16GB。ストレージのSSDは128GB~512GBが選べます。

液晶は13.5型で2,256 x 1,504ドットの高解像度のパネルを採用。アスペクト比はSurfaceシリーズらしい2:3となっています。

サイズは308mm x 223mm x 14.5mmほどで、重量は約1.25kg。A4用紙よりも一回り大きいフットプリントですが、非常にスリムな本体です。

横幅がないためコンパクトに見える製品ですね。その分、場合によっては少し重く感じられるかもしれません。

ですが、その分本体のカッチリ感はかなりのものです。

インタフェースはUSB3.0が1つとmini DisplayPortが1つだけというシンプルさ。

また、OSにはWindows 10の新エディション、Windows 10 Sを搭載することも特徴です。

美しい液晶表示と微妙に悩む解像度

Surface Laptopも他のSurfaceシリーズ同様に美しい液晶表示です。

Surfaceシリーズとしては控えめな解像度とはいえ、普通のノートパソコンを利用する距離では画面のドット感は全く感じません。

色は鮮やかで深く、発色もニュートラルです。

ただ少し派手目の発色で、写真のレタッチの際にはちょっと注意した方がいいかもしれません。

解像度は十分に高く表示できる文字数としての情報量も豊富なのですが、フォントスケーリングを100%で使用するか125%で使用するか、微妙に悩むフォントの大きさだと思います。

100%で使うと、11型クラスでフルHD解像度のノートPCと同じようなフォントサイズのイメージになります。125%だと一般的なノートPCのフォントサイズでしょうか。

125%で利用しても、解像度1,800 x 1,200ドットぐらいの液晶と同レベルの文字数は表示可能なはずです。

ちなみにデフォルトではフォントスケーリングは150%になっています。

Windows 10 S

Windows 10 SではアプリのインストールはWindows ストア経由のものに限定されていますが、加えてインストール不要のポータブル版でもストアを通さないアプリの実行はブロックされます。

文教用途、社用のPCには、端末管理が容易になる有用な機能だと思うのですが、個人が利用するにはまだちょっと厳しいものがありますね。ストアアプリの充実が待たれるところです。

その代わりSurface Laptopは2017年いっぱいは無償でPro版にエディションアップが可能ですので、個人ユーザーはこちらを利用する方が良いでしょう。

ちなみにS->Proの通常のアップグレード料金は6,900円で、Windows ストア経由でアップデータを入手することになります。

良くできた普通

Surface Laptopは良くも悪しくも普通のノートパソコンです。

ただ出来の方はかなりしっかりしたもので、使い勝手の方はかなり良いものに仕上がっています。

キータッチも良く大量の文章作成にも十分に役立つマシンになっています。

今どきのノートパソコンとしては価格は高めですが、その分、所有欲はしっかり満たしてくれる美しいパソコンに仕上がっていると思います。

ただ、メインPC的に本格活用する際には、ポートリプリケーターかHUBが必須になると思います。そこ以外は申し分のない機種です。