マイクロソフト製パソコンのフラッグシップSurface Studioの感触

MicrosoftストアのSurface Studio販売ページ

 

先日から日本でも入手可能になったマイクロソフト製パソコンのフラッグシップモデル、Surface Studioをじっくり試す機会がありました。

このときの感触などを少しまとめてみます。

見た目は単なる液晶一体型デスクトップパソコンですが、実現されている操作性・機能は、もはや別の種別のPCと考えた方が良いのではないか、そういう完成度になっていました。

まずはスペック

Surface Studioは第6世代の高性能ノートPC向けCoreプロセッサを搭載しています。

Coreプロセッサの第6世代と第7世代の間にはアーキテクチャ上の差異は全くなく、主に製造プロセスの改善による電力効率の向上がメインとなった世代交代です。

ですので、性能面や機能面では第6世代のプロセッサでも全くと言っていいほど問題がありません。

Surface Studioが搭載するCPUはノートPC向けのTDPながら、エントリーモデルからリアル4コアCPUを搭載していて、非常にコンパクトな本体部ながらとてもパワフルなマシンに仕上がっています。

さらに超高解像度ディスプレイサポートの目的から、こちらもノート用ながらかなり高性能な独立GPUを搭載しているため、ある程度の重さの3Dもののゲームも遊べてしまう性能があります。

下位、中位の機種がGeForce GTX 965Mを、上位機種が980Mを搭載します。

メインメモリは8GB~32GB。ストレージには小容量のSSDをキャッシュとして活用するSSHDが使われています。上位機種では2TBの大容量ストレージも選択できます。

ディスプレイは「4.5k」ディスプレイで、解像度は4,500 x 3,000ドット。28型の大きさです。

Bluetooth接続のマウス、キーボード、Surface Penが付属します。

圧巻のディスプレイ表示

Surface Studioで特筆すべきはやはりそのディスプレイだと思います。写真などを表示すると、まさに「息を呑むような」と言ってもオーバーではない表示になります。

Windows 10の「フォト」アプリでOneDrive上の画像のサムネイルを表示させたりすると、情報量にも圧倒されそうになります。

一番小さなサムネイルを選択してもドット密度が非常に高いため、小さなサムネイルからしっかりと内容が見えるのです。

色も美しく高い解像度と相まって、フォトレタッチなどには非常に強力な武器になってくれるでしょう。

さすがに文字表示はスケーリング100%にすると豆粒サイズとなり利用は困難ですが、150%程度だと十分な見え具合になるのではないかと思います。(デフォルト設定は200%です)

この状態でも実質3,000 x 2,000ドット相当の文字数が表示できるはずですから、文字表示においてWQHD(2,560 x 1,440ドット)ディスプレイを大きく上回る情報量の表示が可能です。

正直、ディスプレイだけ本当に欲しくなってしまいました。

ユニークなヒンジ機構

Surface Studioのディスプレイを支える2関節のヒンジ機構にはかなり凝ったメカが使われていて、2つの関節が完全にリンクしてとてもスムーズに動作します。

これにより画面を大きく傾けて「液タブ」的な利用も可能になっています。

ただ画面サイズが28型と大きく、今一般的なディスプレイの縦横比9:16よりもずっと高さ方向の長さを食うため、一番倒して利用するにはかなり広い机が必要です。

また、やはり画面サイズが大きすぎて、画面上端側をSurface Penで利用するにはちょっと距離的に苦しい感じでした。

画面上側にアクセス頻度の少ないアプリのツール類を並べるなど、使いこなしは少し必要かなと思います。

無音動作はせず

高性能型とは言えノートパソコン用のCPUを搭載することから、低負荷時にはファンが止まって無音動作することをちょっと期待したのですがこれは無理なようです。

アイドル時にもファンが止まらず、静かな場所では少し気になる音質の冷却音が続きます。

ただ、冷却能力には余裕があるようで、ベンチマーク実行時も少し音が大きくなる程度で、まったく問題なく冷却できているようです。

まとめ

このマシンにもマイクロソフトの本気が見えます。

マイクロソフト自身も単なる液晶一体型デスクトップパソコンを作ろうとした訳ではないと思います。

使い勝手など、今までのデスクトップPCの枠を飛び出すマシンになっていると思いました。

さすがにお値段の方は高価ですが、あのディスプレイ表示を見るだけである程度納得できてしまう気がします。それぐらいに説得力のある表示でした。