Windows 10 S搭載ノートPC「Surface Laptop」登場。真のターゲットはビジネスパーソン?

Surface Laptopのホームページ

 

実は、今までのSurfaceシリーズには純粋なノートパソコンが存在しませんでした。

最もノートパソコンに近いタイプのSurface Bookでも、パソコンの中枢となるパーツは液晶側に搭載されていてキーボード部を分離可能な2in1 PCの構造を取っていますから、中身はタブレット型のPCに近く構造も複雑な分価格も高くなっていました。

そういう意味で、先日発表のあったSurface Laptopがマイクロソフト初の純粋なクラムシェル型ノートパソコンと言うことになります。

構造が一般的なノートパソコン型でシンプルになって、価格面もSurfaceシリーズとしては割安なプライスタグが付けられています。

今回は、Windows 10 Sと同時に発表になった新Surface、Surface Laptopを取り上げます。

スペック

まずはSurface Laptopのスペックから。

CPUには第7世代のCore i7またはCore i5プロセッサを搭載します。Core i7の方にはよりグラフィック性能の高いIris Plus Graphics 640が統合されているところが特徴です。

Iris Plus Graphics 640ではEU数も多く、64MB高速eDRAMをキャッシュメモリとして搭載しているため、統合GPUとしては破格の性能を実現しています。エントリークラスの独立GPUを不要に出来る程度の性能があります。

液晶には13.5型でSurfaceシリーズ共通の縦横比3:2のパネルを採用。解像度も2,256 x 1,504ドットと高解像度です。

メインメモリは4GB~16GB、ストレージにはPCI-E接続の高速SSDを採用し、128GB~1024GBが選択できます。

液晶側はかなり薄型の筐体ですが、きちんとタッチ操作にも対応。SurfaceペンやSurface Dialも利用できるスペックです。

キーボードはやはり薄型の本体ながら、1.5mmのストロークとしっかりした打ち心地を確保。パームレストにはアルカンターラ風のテクスチャの、手触りの良い素材が貼り付けられています。

冬でも柔らかく暖かい手触りの感触が良さそうですが、長く手のひらが触れる部分ですので、手垢などがどうなるのかちょっと気になる部分ではあります。

インタフェースポートはフルスペックに近い内容ですが、どうも有線LANポートがなさそうです。使い途によっては気になるユーザーも出てくるかもしれません。

本体サイズはA4用紙よりも一回り大きな、308.1mm x 223.27mm x 14.48mm。重量は1.25kgと、サイズを考えると軽量です。フットプリントが大きな機種ですので、恐らく持った瞬間、感触的には軽さを感じる本体でしょう。

バッテリー駆動時間は14.5時間を実現しているところも立派です。

Windows 10 S搭載、Office Personalの利用権1年分も付属

Surface Laptopが話題になった理由の一つは、OSに新発表されたエディションWindows 10 Sを搭載しているところもあるでしょう。

Windows 10 Sはインストール可能なアプリをWindows ストアからのものに限定したエディションですが、機能的にはどちらかといえばPro版に近い内容となっていて、文教分野で必要となる端末管理機能にフォーカスしたようなOSとなっています。

ただし、Surface Laptopでは1年間のWindows 10 SからWindows 10 Proへの無償のアップグレード権が付属します。

Office Personalの利用権1年分も付属しますし、Surface Laptopの価格が999ドルからと文教分野向け、学生向けとするには少々高価なプライスタグが付くことからも、Surface Laptop自体はどちらかと言えば、ビジネスパーソンにフォーカスしたPCと言えるかもしれません。

Surface Laptopこそが高級ノートPC対抗機かも?

従来のSurfaceシリーズのSurface ProやSurface Bookは2in1 PCであるという特徴から、他社製の高級ノートパソコンとは微妙にジャンルが異なる感じで本当の意味での対抗機種ではなかったかもしれません。

Surfaceシリーズ独自の価値観があってスペックや価格面で劣る部分があったとしても、Surfaceシリーズを選ぶ価値もきちんとあったように思います。

そう意味ではSurface Laptopで初めて他社製の高級ノートパソコンとガチンコでぶつかることになる、といえるのかもしれません。

内容的には十分に対抗できるだけのものを持っているように見えますので、市場にどのように受け入れられていくのか、ちょっと注目した方が良い機種と言えそうです。