Snapdragon版Windows 10 PC、本家より先に出るかも?KS-PRO、Indiegogoから

KS-PROのプロジェクトページより

 

先日、マイクロソフトがARM版と言うよりはクアルコムのSnapdragon版と言うべき、フルセットのWindows 10のリリースを予告して話題を集めました。

SnapdragonはもちろんARMアーキテクチャのSoCですので、今普通に利用されているWindows 10を動かすインテルCPUとは全く互換性がありません。

ですが、Snapdragon版Windows 10の大きな特徴は、インテルのCPU向けに作られたWindowsのアプリ、通称「Win32アプリ」をそのまま動かすことが出来るところにあります。

そんなSnapdragon版Windows 10ですが、もしかすると有名メーカーに先んじてクラウドファンディングから最初の製品が登場するかもしれません

それが今回ご紹介する「KS-PRO」です。

VAIO type Pの再来的なサイズとスタイル

KS-PROは8.2型の高解像度有機ELディスプレイを搭載した、かなり小型のノートパソコンです。

横長でタッチパッドを持たないキーボード側のスタイルなどから、かつての物書き用PCとして名機とも言われたVAIO type Pをイメージする人も多いようです。

画面はWQHD(2,560 x 1,440)ドットと極めて高解像度の物になっています。

SoCにはSnapdragonシリーズのハイエンドチップ、Snapdragon 835を採用。メインメモリは8GB、ストレージにはSSDを128GB搭載しています。

本体サイズは、246mm x 150mm x 16mmとなり、重量は640gあります。

ASUSの8型液晶搭載2in1 PCの、T90Chiよりも一回り大きいぐらいのサイズになるようです。

キー配列は英文配列ですが癖のなさそうなものですね。ポインティングデバイスとしては、トラックポイントタイプのスティック型のものが搭載されるようです。

出荷開始は2018年1月。価格は600ドルが予定されています。

SoCがSnapdragonだけにAndroidも稼働可能なようで、Android7.0を搭載するバージョンも用意されます。こちらは450ドルの予定価格になっています。

フルセットのWindows 10搭載予定

プロジェクトのページを見る限り、KS-PROではスマートフォン用のWindows 10 Mobileではなく、フル機能版のWindows 10を使うことを考えているようです。

つまり、冒頭にも書きましたように、Snapdragon版Windows 10のリリースを待っての出荷になると思われます。

ここまでのところ、大手のメーカーで実際にSnapdragon版Windows 10 PCの開発表明を行なっているところはなかったと思いますので、もしかしたらレベルのお話にはなりますが、KS-PROが最初の一台になる可能性もありそうです。

理想の物書き用PCになるか?

サイズ的にキーピッチは17mm取れるかどうかギリギリのところでしょう。手の大きな成人男性だと、タッチタイプはちょっと苦しいかもしれません。

ただ、手が普通サイズの方ならば男性でもタッチタイプはギリギリ可能なサイズだと思います。あとは、キースイッチさえしっかりしていれば、出先での文章作成用の機器として大活躍できる可能性がありそうです。

著者も時々気分転換で、T90Chiだけ持ってカフェやフードコートでコーヒー飲みながらのテキスト作成をやったりしますが、8型クラスの一見小さく見える画面でも思いの外作業には画面の小ささを意識せずに済むものでもあったりします。

それ以上に車移動でなくても気軽に持ち出せるサイズ感が大きいですね。

KS-PROはNano SIMスロットも持っていてLTE回線にも対応します。格安SIMなどを活用することで、これ単体でネットで調べ物をしつつレポートを作成、などと言ったことが気楽に出来るPCになり得るわけです。

Snapdragon版Windows 10の使い勝手とも合わせ、ちょっと気になるPCがまた生まれてきそうです。