デスクトップパソコン用第7世代のCoreプロセッサ登場

 

インテルのパソコン向けCPUの最新製品、第7世代のCoreプロセッサのデスクトップパソコン・高性能ノートPC向けCPUがようやく発売になりました。

とはいっても、当初からの予定通りの発売ではあります。

一般的なノートパソコン向け、タブレットパソコン向けの製品は既に2016年中に市場に投入されていて、各メーカーでも第7世代のCoreプロセッサを搭載したノートパソコンなどを既に生産、販売を開始しています。

ただ、今回投入されたプロセッサの方が性能面では本命。真の高性能プロセッサと言えるものです。

製造プロセスの改善がメイン

インテルでは第7世代をうたっていますが、実のところCPU部に関しては第6世代のCoreプロセッサと全くと言っていいほど同じものになっています。

機能・性能面での改善は全く行われておらず、同じマイクロアーキテクチャを採用します。

統合されるGPUの3Dの演算を行うEU部もほとんど同一。変化があったのは動画支援周りの固定機能の強化部分だけに留まります。

その代わりこのビデオエンジンでは、4K動画の世界の標準圧縮方式になると思われる、H.265のハードウェアによる再生支援、圧縮機能を搭載しています。

H.265は高画質・高圧縮率を実現できる代わりにデコード・エンコードとも処理が重く、最新のCPUを持ってしてもソフトウェアで処理するには少々荷が重い方式となります。

H.265を扱うケースが今後は増えてくる可能性もありますので、第7世代のCorfeプロセッサは最低限のハードウェアのアップデートがかなり効果的な機能追加になることもありそうです。

第7世代のCoreプロセッサの目玉の一番大きなものは、実は製造プロセスの改善、熟成部分です。

消費電力を従来と同等に抑えつつ、いっそう高クロックでの動作が可能になりました。また、歩留まりの改善などにも手が入っている可能性もありそうです。

第7世代のCoreプロセッサのハイエンド、Core i7-7700Kでは従来のハイエンドCPU、Core i7-6700Kよりも実消費電力を抑えつつ1段高いクロックでの動作が可能になっています。

CPUのアーキテクチャに変更はないため、クロックが上がった分だけ純粋に性能向上が得られます。

4GHz動作が当たり前の世界に

Coreプロセッサが進化してくる中で、動作クロックが3GHzに載ったときに1つ時代が変わった感じがしました。しばらくその延長で推移してきましたが、第7世代のCoreプロセッサでは遂にまた一つ壁を越えた感があります。

第7世代のCoreプロセッサではいまや、4GHzでCPUが動くのがごく当たり前の性能が実現されています。

TDP 15W版でも28W版でも45W版でも、どのノートパソコン向けのシリーズでも、ハイエンドのチップはターボブースト時最高4GHzでの動作を可能にしてしまっています。

デスクトップ用はCore i7はもちろんのこと、デュアルコアの廉価版のはずのCore i3でも多くの製品が定格動作で4GHzオーバーを実現してしまっています。

しかもデスクトップ向けのCore i3はデュアルコアとはいえ、TDP 51Wの枠の中で定格4GHz動作を実現しています。

また一つ時代が動いた感じがします。

Iris Plus Graphicsも登場

ノートパソコン向けのデュアルコア製品には、高速の大容量eDRAMキャッシュを積んだIris Plus Graphicsも登場しています。

TDP 15Wの製品にIris Plus Graphics 640が、TDP 28Wの製品に650が搭載されます

こちらは3D演算の実行ユニットであるEUを48個載せています。従来のSP数に直すと384SP相当のはずです。DDR4メモリの搭載でメモリ帯域も拡大していますし高速なeDRAMキャッシュも載せていますので、統合GPUながらかなりの性能が期待できそうです。

個人的には、VAIO ZがTDP 28W版のCore i7を搭載してモデルチェンジしてくることにちょっと期待してしまいますね。

ハイエンドのCore i7ならばデュアルコアですが定格3.5GHz動作、ターボブースト時には4GHzで動作します。

日本のモバイルノートパソコンの、新しいモンスターマシンにも期待してしまいたくなる新CPU群です。