パソコンで日本語入力プログラムを使う上でのちょっとしたコツ

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パソコンで日本語入力を行なうときに必ず動いているプログラムが「日本語IME(Input Method Editor)」と呼ばれるプログラムです。以前は「かな漢字変換システム」と呼ばれていました。Apple系だと「日本語IM(Input Method)」でしょうか。

Windowsには標準でマイクロソフト製の「MS-IME」と呼ばれるプログラムが付属しています。

これらを使ってパソコンで効率よく日本語を入力して行くにはちょっとしたコツがあります。今回はそのコツの一部をご紹介します。

・辞書を鍛える

日本語入力の効率を上げるための方法としてよく使われる言葉がこれです。

「辞書を鍛える」。

ここで言う辞書とは、日本語入力プログラムがかなから漢字に変換するために利用するデータベースのことです。ある「かな」がどの「漢字」、または漢字仮名交じりの「単語」にマッチするかの関係を記録した大きなファイルです。

辞書を鍛えるの意味の一つは、辞書に登録された同音異義語の順番をユーザーが使いやすい順番に並べ替えていくことです。

これは特別な作業が必要なわけではなくて通常通り変換を行なっていけば、普段日本語入力をするときに使われる頻度の高い単語ほど順番が前の方に来るようになっています。ですので普通に日本語入力をして行けばOKです。

これをたくさん重ねていくことで、自分のよく使う単語が並び順の上位に集まるようになって、変換の際の手間がだんだんと少なくなっていきます。

もう一つは、辞書に登録されていない単語をまめに登録してやることです。今の日本語入力プログラムには膨大な数の単語が登録されていますが、それだけでは十分ではないケースがどうしても残ります。

そんなときには、「ユーザー辞書」にその単語を登録してやりましょう。

・入力はある程度長さで

今の日本語入力プログラムはとても賢くなっていて、文章の中のつなぎの文字、前後の単語の意味などもある程度利用して最適と思われる単語を同音異義語の中から選択して第1候補に表示してくれます。

同じ読みの言葉でも前後の文字・単語が異なると、第1候補が違ってくるということがごくごく普通におこります。

ですので変換を行なうまでには、数文節程度のある程度の長さの文字を入力した方が変換効率は上がります。また短い入力を行なう際にも裸の単語そのものだけではなく、つなぎの文字も含めた「文節単位」での入力の方が変換効率は高くなります。

・変な学習をさせない

今の日本語入力プログラムは登録された単語の出現の順番だけではなく、単語・文節の区切り情報も学習しています。このため日本語的に変な場所で区切った変換をしてそれを学習させると、単語や文節の区切りの判断を誤るようになります。

元々登録されている情報よりも、ユーザーが行なった変換操作の方が優先されますので、この部分には結構注意が必要です。

ある程度つながった言葉の途中でタイプミスをした場合などには間違えた部分だけ無理矢理変換させるのではなく、可能であれば日本語的に正しい文節の区切りまで戻って(削除して)もう一度文節単位で入力・変換をやり直す方が再入力の変換も成功しやすく、文節や単語の区切り情報の辞書にはダメージを与えなくなります。

少し長い文章を入力して変換した際に、すごく変な単語の区切りをしてしまうような辞書になってしまった方は、このような日本語入力プログラム的にあまり良くない無理な変換をさせてきた可能性が高いです。

・単語登録のちょっとした工夫

ネットスラングや顔文字など、一般的な日本語の単語とは異なるものを独特の読みでユーザー辞書に登録してしまうと、その単語の区切り・読み情報が優先されて、普通の日本語変換に悪影響を及ぼす危険性があります。

このためそういった単語は登録の際に一工夫してやると、他の変換への影響を減らすことが出来ます。例えば顔文字登録の際の読みは「@(アットマーク)」などで始めておくのがちょっとオススメです。

今のところ@で始まり、後ろに日本語が続くようなメールアドレスは存在しないと思いますので、この読みならば日本語入力プログラムが単語の区切りを他の日本語と誤解する可能性はほぼないはずです。

・結局のところ道具は道具でしかない

今のパソコンにせよ日本語入力プログラムにせよ、結局のところは単なる道具でしかありません。

とても性能が上がって多くのことは人間の方が手を抜いても、ほとんどきちんと動いてくれますが、最後の最後のところはやはり人間が「使いこなし」てやらないといけません。

面倒に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、パソコンが勝手にやってくれる水準以上の何かを欲しいと思う方は、プラスアルファの一工夫でいろいろな効率を引き上げられると思いますよ。