OneDriveでパソコンをもっと便利に
マイクロソフトの提供する「クラウドストレージ」と呼ばれるサービスが、「OneDrive」です。
クラウドストレージとは、ネットワークの向こう側にあるハードディスクといったイメージで、どこかの巨大なデータセンターに自分のファイルを保存してくれるサーバーがあって、それをインターネット越しに利用できるサービスです。
本格的なサーバーにデータが保存されていますので、自宅のパソコンのハードディスクよりもずっと完全に近いバックアップなども行なってくれます。
マイクロソフトのクラウドストレージであるOneDriveはやはりWindowsとの相性が良く、Windows 10ではOS自体に統合されていて、あたかも普通のハードディスクのように利用することが出来ます。
・Windowsパソコン同士でのデータの共有が楽に
OneDriveはSkypeやOutlook.comなど、マイクロソフトの提供するインターネット上のサービスで共通して利用できる、Microsoftアカウントを使って利用することが出来ます。
このため複数のパソコンで同じMicrosoftアカウントを使ってサインインすると、同じOneDriveの内容を利用することが出来ます。簡単にデータのやりとりや共有が行えるようになる訳です。
・Office Onlineとも連携
Outlook.comなどのサイトにMicrosoftアカウントでサインインすると、サービスのメニューの中にOneDriveが出てきます。
OneDriveにWORDやExcelなどのOffice文書を入れてブラウザ上からOneDriveを見に行くと、Office文書をクリックした際には「ブラウザ上で」Web版のOfficeソフトが起動してくれます。これらの機能をまとめてOffice Onlineと呼んでいます。この機能はパソコン側にOfficeソフトがインストールされていなくても使うことが可能です。
機能面ではさすがにホンモノのOfficeソフトすべての機能が盛り込まれている訳ではありませんが、Excelのオートフィル機能なんかもしっかりと実装されていて、簡単な文章の作成やシートのメンテナンスぐらいならブラウザ上で行えてしまいます。
非常に便利な機能です。
・Windows 10スマホとの連携も
スマートフォン用のWindows 10、Windows 10 Mobileを載せたスマートフォンはよりOneDriveへの依存度が高くなっている形で、パソコンとのデータのやりとりは基本的にはOneDriveを使うような形になっています。
標準機能では同じLANに接続していていも、LANの中でのWindowsのファイル共有の仕組みが使えません。OneDrive経由でファイルをやりとりする形になります。
Windows 10スマホやタブレット端末にはOffice Mobileというアプリが搭載されていて、このOfficeシリーズもOneDriveをシームレスに利用可能な形になっています。パソコン以上にOneDriveとの相性が良いのです。
・Windows 10にすると必ず利用できます
Windows 10では基本、Microsoftアカウントでのサインインを勧めてくるなど、従来のWindowsと若干使い勝手が異なる部分もありますが、OneDriveなど、マイクロソフトのクラウドのサービスが非常に便利に利用できます。
Windows 10パソコンを利用されるのであれば、Microsoftアカウントでのサインインをオススメしておきます。