Windows 10、1周年記念アップデート登場へ

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Windows 10はだいたい1年に2回程度のペースで大規模なアップグレードが提供される予定とされています。

2015年7月のデビュー以降、大規模アップグレードが1度ありましたがその後は特にニュースもなく、先行してリリースされているプレビュー版のバージョン名などから、次のリリースのコードネームや時期などが予想されていました。

ですが2016年4月のマイクロソフトの開発者向けのカンファレンスで、「Anniversary Update」と呼ばれる大規模アップグレードが予定されていることが発表されました。日本語にするなら1周年記念アップデート、といったところでしょうか。このネーミングからも、今年の7月頃に配信が開始されると考えられています。

・新機能盛りだくさん

Windows 10の前回の大規模アップデートでは、あまり目立った新規のはなく、OS内部のブラッシュアップなどがメインとなった形でした。ですが、次のAnniversay Updateではかなりたくさんの新機能が実装されることが明らかになっています。

主な機能をリストアップしてみます。

・EdgeのWindows Helloサポート
・Windows Ink強化
・Cortanaがより賢く
・bashがWindows 10でも動くように
・スタートメニューが変わる?UI改善

それぞれの機能を少し詳しく見ていきます。

・EdgeのWindows Helloサポート

Windows 10の生体認証機能であるWindows Helloがサインイン時以外にも利用可能になります。新しいブラウザのEdgeもサポートするようになり、生体認証機能に対応したWebサービスでは、ログイン操作を生体認証で行うことが可能になります。

また、Windows HelloのAPIは一般アプリにも開放されますので、他のアプリも生体認証によるログインなどが可能になります。

・Windows Ink強化

Windowsの手書き入力インタフェースであるWindows Inkが強化されます。例えば、地図上に線を引くとその区間の距離を求めることが出来たり、引いた手書き線を3Dの地図上にもマップしたりすることが可能になります。

・Cortanaがより賢く

ユーザが普段Windowsを使っているときに様々なところで入力した言葉を先読みして、少しCortanaが「気を利かせてくれる」ようになります。連携するアプリケーションも増えて、使えるシーンがどんどん増えていくことになるでしょう。

また、Cortanaだけではなく、マイクロソフトは人間が普通に話す言葉(自然言語)を本格的にユーザー・インタフェースの一つとして活用することを考えているようです。

・bashがWindows 10で動くように

こちらは主にパワーユーザー、開発者向けの機能ですが、UNIXやLinuxなどのOSのシェル(Windowsのコマンドプロンプトのようなもの)の一つであるbashがWindows 10で動くようになります。

bashはコマンドプロンプトよりもずっと柔軟で強力ですので、ファイルを大量に扱う際などに大きな威力を発揮します。

オープンソースの環境で開発を行ってきたエンジニアの取り込みも狙っているのかもしれません。

・スタートメニュー変更か?

スタートメニューを含めユーザインタフェースにあちこち手が入る模様です。中でもスタートメニューの変更はかなり大きなものとなりそうです。

・リリースは7月頭ぐらい?

このアップグレードに対応する形のプレビュー版がすでにリリースされていますが、その使用期限が7月中旬に設定されています。ですので、そのプレビュー版がAnniversay Updateに対応するものだとすると、その期日前後には正式版がリリースされると思われます。

大きな機能が色々と盛り込まれますので、楽しみに待ちたいところです。