パソコンをうまく使うと、写真も楽しくなる

デジタルカメラで撮影した写真はパソコンで扱うのにとても便利な形になっています。

デジカメからパソコンに写真を取り込めば、すぐにパソコンの画面で大きくしてみることができますし、取り込んだ写真に加工をして、blogやSNSに貼り付けるといった操作も簡単に行えます。

よりこだわった使い方では、写真の仕上げをもっと追い込んで作品作りを行なうことも可能です。

パソコンとデジカメと連動させて使うとうれしいこと、いくつか取り上げてみます。

・写真の調整が行える

パソコンにデジカメの写真を取り込んでうれしいことの一つは、写真のいろいろな調整が簡単に行えるソフトがたくさんそろっていることです。

サイズを変更したり、写真の一部を切り出すトリミングを行なったり、写真の仕上がりが微妙に好みに合わない場合には、色や明るさの調整を行なったりすることのできるソフトがあります。

たとえば、blogやSNSに貼る写真のサイズは大きさが知れていますが、デジカメの生の画像はとてもサイズが大きくて、そのまま貼り付けるのはいろいろな意味でもったいないやりかたです。

ですのでパソコンに画像を取り込んで、写真の調整を行えるソフトでサイズの調整を行なったのちに、写真をアップロードするのがスマートなやり方になるでしょう。

・写真をたくさん保存してバックアップしておける

デジタルカメラのメモリカードだけでは、保存しておける写真の枚数にかなり限りがあります。

安いメモリカードを使って、メモリカードを大量に増やしていく、という写真の保存方法も考えられますが、これはちょっともったいない方法でもあります。

また、安いメモリカードはデータの書き込み速度・読み込み速度が遅く、デジタルカメラのせっかくの性能の足を引っ張っている場合があります。

ですので、デジタルカメラの写真はパソコンに読み込んで、パソコン側で保存する方が色々と便利です。パソコンに読み込んでしまえば、本当の保存用のほかにもう一つコピーをつくって、大事な写真のデータをバックアップすることも簡単に行えます。

また、のちのち写真を活用することを考えると、パソコンにデータを読み込んでおくのが何かと便利です。

・より高度な写真の調整にはパソコンが必須

デジタルカメラの上級機種では「RAW形式」で写真のデータを保存できます。この形式で保存しておくと、普通のJPEG形式のデータよりも、もっとたくさんの情報を保持したまま、データを記録できます。

たとえば、JPEG形式になった写真では、真っ白や真っ黒になってしまったように見える部分にも、実は情報がしっかりと残っているケースがたくさんあります。

「RAW形式」で画像データを記録しておいて、パソコンでそのデータから画像を生成し直す際に様々な調整を行なってやることで、そういった一見データが残っていなさそうな部分も拾い上げてやることも可能になります。

また、より高度な色や画像のシャープさ、レンズの描写が不完全な部分の補正など、カメラの中でJPEG形式の画像を作る時には行なえなかった調整を行なうこともできるようになります。

いろんな意味で写真の使い出がもっともっと増える可能性を秘めている使い方ですので、デジカメとパソコンうまくつないで連携させてみるのもおすすめの使い方です。