モバイルパソコンがある生活

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最初から脱線気味ですが、「ノート型パソコン」という名前を最初に付けた人は、やっぱり天才かもしれません。

その名前が出回り始めた頃のノート型パソコンは、今の基準で考えればまだまだ重くて大きくて分厚く、とてもとても「ノート」のイメージにはほど遠いものでしたが、今の最先端のモバイル用ノートパソコンは、本当にちょっと厚めの紙のノート1冊を持ち歩くような感覚で気軽に持ち運んで使えるようになりました。

ここまでパソコンが軽く小さく薄くなると、やっぱりそれがある生活はいろいろなところで変わってきます。そのあたり、筆者の経験した部分を紹介してみます。

・講習会などに紙のノートを持って行かなくなった

筆者はプライベート、仕事ともパソコンを使って文章を作る機会の方が圧倒的に多かったため、今ではペンで筆記するよりも、パソコンのキーボードで文字を入力する方が数倍早く入力できます。加えてその方が疲れません。

多分、スマートフォンの小さな画面にQWERTY形式の小さなソフトキーボードを表示して入力する方が、手書きよりも早いぐらいです。

このため、講習会などで講習内容のメモ取りに、紙のノートを持ち出すよりも、モバイル型のノートパソコンを持っていく方が数段メモを取るのが楽なことに気づきました。

重量的にも11インチの液晶を採用したUltrabookと呼ばれたジャンルのパソコンであれば、1kgを大きく切る機種もあります。この液晶サイズであれば、フットプリントもA4のノートと同等。厚さも、厚めのノート1冊分程度。大きくないカバンにもすっぽりと収まります。

メモ取りも、WindowsのOneNoteなどを利用すれば、クラウド上のストレージに文書が保存されて、すぐにデスクトップパソコンとも共有することが出来ます。

ある種、夢のような環境が整いつつある訳です。

・家族のちょっとした調べ物にすぐパソコンを持ち出せるようになった

家の中だけの移動でも、据え置き用途の「デスクノート」と呼ばれるタイプの重たいノートパソコンとは、移動の気楽さが段違いです。

家族から何か調べ物をして欲しいと言われた時などには、モバイル型のノートパソコンを持って茶の間に行ってGoogleで検索、と言うようなことが、とても気軽に行えるようになりました。

また、家族に頼まれての通販も、商品の内容を確認してもらいながら、茶の間で手続きを終わらせられます。

スマートフォンでも同じようなことは出来ますが、画面が大きく物理キーボードもあるノートパソコンの方が、やっぱり何かと効率が良いです。

・気分転換にカフェで仕事が現実的になった

自宅で仕事を出来る人限定な部分もありますが、モバイルパソコンとモバイルルータかテザリングの出来るスマートフォンがあれば、どこでも簡易オフィスに早変わりさせられます。

自宅にこもって仕事をしていて何かに煮詰まった時には、気分転換にモバイルパソコンをカバンに入れて自転車で運動かたがた、最寄りのカフェまで出かけておいしいコーヒーを飲みながら仕事をする、なんてことも普通に行えるようになります。

・まとめ

こういった内容があてはまるのは、パソコンをガッツリと使い込んでいる人限定になるかもしれませんが、そういう人にとっては、気軽に持ち運べるサイズ、重さのパソコンの存在は、かなり生活の質を変える可能性があると思います。

今の最新機種であれば、ほとんど全ての用途をまかなえる性能を備えたモバイルパソコンもありますから、新しいパソコン購入の際の選択肢の一つに、モバイルパソコンを入れてみるのもいいのではないでしょうか。