ふるさと納税でパソコンプレゼント?なぜ??
ここ数年ちょっと流行というかトレンドの一つになっているのが、ふるさと納税制度かもしれません。節税対策の一つとしてすっかり定着した感もありますね。
このふるさと納税のお礼の品として、パソコンをプレゼントする自治体がいくつか出てきました。基本的にふるさと納税のお礼はその土地の特産品が基本となっていますが、なぜパソコンが?と思われる方もいるかもしれません。
このあたりの事情を少しまとめてみましょう。
長野県飯山市の場合
最初にふるさと納税のお礼にパソコンのプレゼントを始めたのは、飯山市ではなかったかと思います。
飯山市には「マウスコンピュータ」の工場があります。このため、マウスコンピュータのパソコンが地元の特産品、と認識されているのでしょう。
一部のふるさと納税の品物は総務省などからの指導により中止されたものもありますが、パソコンに関しては継続してプレゼントが行われていることから、きちんと特産品として認知されているようです。
飯山市では、人気の8インチのWindowsタブレットパソコンなどが選べました。
山形県米沢市の場合
山形県の米沢市には、NECパーソナルコンピュータの工場があります。
こちらではNECのパソコンのほかに、LenovoのThink Padなどのパソコンの製造も行われています。この縁で米沢市のふるさと納税のプレゼントにNEC製とLenovo製のパソコンが選ばれています。
こちらはかなり高級路線で、かなり高額の寄付が必要ですが、NEC製の超軽量モバイルノートパソコンLAVIE HZや、Lenovoの高級モバイルノートパソコン Think Pad X1 Carbonなどが選べました。
長野県安曇野市の場合
安曇野市には、VAIOシリーズのパソコンを製造販売するVAIO株式会社の工場があります。
ここはもとはSONYのパソコン部門でしたが、SONYがパソコンの製造販売から手を引くにあたって、パソコン部門全てを切り離し、その部署が丸ごとVAIO株式会社としてリスタートしています。
安曇野市では高額の寄付に対しては、VAIOのノートパソコンの最上位機種VAIO Zのかなりハイスペック構成の機種がプレゼントされます。
どのコースも人気
納税(寄付)額ともらえるパソコンの価格を考えると控除額の関係で、実質的にわずかな負担でパソコンが手に入ることになることから、これらのどのコースも大人気を博しているようです。
募集開始からあまり時期をおかずに品切れになるパターンが多いようです。
もしこれらのコースを利用したい方は、まめにふるさと納税の情報をチェックしておいた方が良いようです。