ショートカットキーを使ってパソコン操作を楽に

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「ショートカットキー」または「キーボードショートカット」などと言った言葉をご存じですか?これらはどちらも同じ意味で、パソコンのソフトのコマンド(機能)をキーボード入力の組み合わせで発行することが出来る仕組みです。

ワープロソフトを使用中とか表計算ソフトを使用中に、よく使うコマンドもキーボードから手を放してマウスに持ち替えなければいけない、というのが煩わしいケースは多々あると思います。

ショートカットキーを活用できるようになると、そういった操作の一部、あるいは多くを楽にこなせるようになります。

・ショートカットキーとは

最初にもちょっと触れましたが、ショートカットキーとはキーボードの特定のキーとアルファベットキーなどとを組み合わせて入力することで、アプリケーションソフトの一部のコマンドを直接呼び出すことが出来る機能のことです。

コントロールキー(Ctrl)、オルタネートキー(Alt)、Windowsキーなどとアルファベットキーの同時押しなどで入力することが出来ます。

・代表的なショートカットキー

多くのアプリケーションソフトで共通なもの。

– Ctrl+C
コピー

– Ctrl+V
ペースト(貼り付け)

– Ctrl+X
削除

– Ctrl+Z
動作の取り消し(Undo)

– Ctrl+A
全選択

– Ctrl+W
ウィンドウを閉じる

– Ctrl+P
印刷

– Ctrl+S
文章やシートなどの上書き保存

– Ctrl+F
検索

– Ctrl+R
置換

・MS-IMEの便利なショートカットキー

Windowsに標準搭載されている日本語入力プログラムのMS-IMEでは、文字種の変換をファンクションキーだけではなく、ショートカットキーを使って行うことも出来ます。

– Ctrl+U
文字種を全角ひらがなに変換

– Ctrl+I
文字種を全角カタカナに変換

– Ctrl+O
文字種を半角に変換

– Ctrl+P
文字種をアルファベットに変換

・Altキーを使ったショートカットキー

Windowsでは、Alt+F4で利用中のアプリケーションソフトを強制終了させられます。また、Alt+Tabでアプリケーションソフトの切り替えを行えます。

さらに、Altキーを単独で入力したあとに、特定のアルファベットを順番に押すことで、メニューに存在するほとんど全てのコマンドを呼び出すことが出来ます。マウスでクリックして表示されるメニューのリストの後ろに書かれているアルファベットがそれに対応します。

たとえば、Alt -> F -> Aと順番に入力すると、「名前をつけて保存」(または別名で保存)の機能が呼び出されます。

・文字選択のショートカットキー

文字を編集する際の文字列の選択を行う操作もキーボードだけで行えます。Shiftキーを押しながらカーソルを移動させると、移動させた区間の文字が選択された状態になります。

カーソルを移動させるキー操作全てに効果がありますので、1文字ずつの選択であれば左右の矢印キーが使えます。カーソルのある位置から行末まで全ての文字を選択するには、Shift+End、カーソルのある位置から行頭まで全ての文字を選択するには、Shift+Homeなどが使えます。